鳥居は大きく分けて2種類に分かれます。
明神(みょうじん)系と神明(しんみょう)系です。
違いは「笠木(かさぎ)」という上側の横木です。
笠木の両端が上向きになっているのが「明神(みょうじん)系」
一方、笠木が直線状のものは「神明(しんみょう)系」
主に天照大神ゆかりの神社にあります。
明神系は神明系より建てられた年代が新しく、寺院建築の影響を受けているといわれています。
その為、複雑な構成を持つ鳥居が多いのも特徴です。そして、形だけでなくサイズも様々です。
日本一大きい鳥居は 和歌山県・熊野本宮大社大斎原(おおゆのはら)の参道にある鳥居です。
高さは33.9メートル。
熊野本宮大社ホームページ
最小の鳥居は長崎・淡島神社にある27センチメートルの鳥居だそうです。
ながさき旅ネット 淡島神社のページ
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/499/
神社の地図記号にもなっている鳥居。
元々、神社とは神を祀る神聖な場所です。
聖なる土地の入口を示すための門が必要でした。
その役目を担っていたのが鳥居です。
人間が神々の場に入る為には穢れを落とす「禊(みそぎ)」が必要とされていますが、鳥居をくぐる行為自体が参拝者に清浄をもたらすとも言われています。
ちなみに鳥居の語源は神様の空間に「通り入る」というところからきたとする説もあるそうです。
鳥居の特徴であるあの朱色ですが、
1.朱色が古くから邪気を祓う色として重視されてきた
2.原料に含まれる水銀が木材の防腐効果を持っていた
このような理由があるそうです。
さぁ、鳥居に興味を持って頂けたでしょうか?
これからは鳥居の特徴を見て、何系の神社かが分かるようになりました。
そしたら天照系?それ以外?
そろそろ、神社に行って鳥居を見てみたくなってきてませんか??
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