B034.権利と義務の関係。

昔、社会の時間に習いました。

国民の権利って何でしょう?

記憶が私も曖昧だったので少し調べてみることにしました。

三大権利> 国民主権、平和主義、基本的人権の尊重

国民主権とは?

「国の政治の在り方を国民が決めることができる権利」のことです。

平和主義とは?

「陸軍・海軍・空軍などの戦力を持たず、戦争をしない」ことを憲法9条で定めた決まりです。

そして、基本的人権の尊重とは?

国民一人一人に平等に与えられた権利で「平等権・自由権・社会権・参政権・請求権」の5つの権利によって構成されています。

お殿様がいて、殿様に逆らったら死刑。

そんな時代もありました。

明治維新が起こり、徳川幕府が倒れ、明治政府は西欧文化を必死に取り込みながら近代化を推し進めました。

その後、自由民権運動等 様々な活動の末、多くの血を流しながら国民は今の権利を勝ち取りました。

日本は法治国家です。

そして、これらの権利が日本の最高法規である日本国憲法によって定められているおかげで、民主主義の下、自由な発言や主張、経済活動、政治参加ができています。

因みに中国の場合は憲法より、中国共産党が上にあります。

中国共産党の党方針が法律を左右するということです。

こうなったら法律なんて、あってないような気がします・・・

共産党員であることが絶対の世界。共産主義。

毛沢東の死後、鄧小平が進めた経済特区。絶対的な共産主義でありながら、資本主義の考えを取り入れていくことで大きく成長を遂げました。

今ではアメリカに次ぐ大国です。

各国に主張はあると思いますが、香港や台湾の対応や、海洋進出等、大国としての節度ある行動を願いたいものです。

さて、権利があれば義務もあります。

国民の三大義務は?

勤労の義務、納税の義務、教育を受けさせる義務

働かなくてはなりません。そして、税金を納めなければなりません。子どもに教育を受けさせなければなりません(義務教育)

権利と義務の関係。

働き方改革や少子高齢化による働き手の減少により、権利と義務のパワーバランスがいろいろ変わってきました。

私たちの世代(団塊Jr.世代)は学校を卒業したときはバブル崩壊後の就職氷河期時代。

働きたくても働く場所がない、学校を出ても働けない熾烈な状況でした。

今は、一転。

働き手がいないので企業側がウェルカム!どうやったら若い人材を取り込めるかに必死になっています。

労働環境を良くし、あらゆるハラスメントを無くし、休みを与え・・・飲み会参加も強制しない。辞めるから叱らない・・・。

人材ビジネスの世界で仕事をしていたおかげで、比較的考え方には柔軟に対応でき、働き方・環境について改善されていくことは本当に素晴らしいことだと感じます。

昔は会社絶対の上司絶対。イヤなら辞めろのハラスメント天国。

それが改善されるのであれば素敵なことです。

ただし、主張(職場改善の要望)だけが先行して、義務(働く成果・実績)を果たしていないままの状態がとても多くなっている気もします。

会社は営利団体です。利益を得なければ存続できません。

自分さえ良ければ、という考えはいかがなものか?

昔は考えなかったようなことを40代になると考えるものです。

男女雇用機会均等法が1986年に施行されて今年で34年。

女性の活躍は本当に目覚ましいものです。

特に、宮崎は昔から男は怠け者、女性は働き者が多い土地として「いもがらぼくと」と「日向かぼちゃ」と表現されてきました。

里芋の茎(いもがら)で作った木刀(ぼくと)は見た目は立派だけど、中身が空洞で叩いても痛くない。・・・役に立たない。そして、純朴でお人よしという面も。

日向かぼちゃは見た目は皮が黒く小ぶりだけれども食べると最高に美味しい。転じて外見に派手さはないけれど中身は芯の通った素敵な女性。

法律云々の前に宮崎の女性は働き者が昔から多いようです。

働き者の母ちゃん。

父ちゃんより強い。

九州男児のイメージはあまり宮崎にはありません。

絶対、女性の方が強い。

そうそう。聞いて愕然としたことが・・・

最近の若い男性は便座に座っておしっこをするのだとか。

その理由は、「便器の周りに飛び散ってお母さんが掃除するのが大変だから」

信じられない・・・

座っておしっこするなんて、「牙を抜かれたライオンのよう(イメージ)」

会社内で聞くと、20代後半の男性は

「昔は立っておしっこしていたけれど、結婚して座っておしっこするようになりました」

・・・ダブルのショック。

子どもの頃から、そう教育されていたのならまだしも・・・結婚してから座っておしっこをすることを強要されているとは・・・

・・・また牙を抜かれている

では、我が家ではどうか?

我が家では

私は立っておしっこします。

絶対に座っておしっこしない!

結婚当初から妻に言っています。

私は座っておしっこはしない!と。

これは私のプライドの問題です。

権利の主張。

今日も立っておしっこをしてやりました!

座ってなどできません!

けれども。

当然、権利には義務が発生します。

私はこのプライドを守るために。

権利を守るために。

今日も・・・

立っておしっこをして、プライドを保ち、その後トイレ周りに飛び散った おしっこを這いつくばって必死で拭いているのです。

これが我が家の権利の主張と義務の関係。