A045.八幡神社・智古神社を参拝する。

国道10号線から西に入り、宮崎銀行日向支店、日向市役所入口を過ぎ、広域農道までの間にあります。

写真は3連しか映ってませんが、階段を上りきるところに4つ目の鳥居があります。

階段を上りきると、八幡神社と智古神社の本殿があります。

御利益は

「縁結び、子授け、安産、子育て、商売繁盛、家内安全、交通安全、厄除け等」

こちらの八幡神社は平家物語で出てくる船の扇を弓矢で射貫くシーンでも有名な那須与一が日向に来た際に鶴岡八幡宮を勧請して造ったとされています。

ここで平家物語の一説。

「平家物語~扇の的」より

源平合戦。屋島の戦い・・・

夕刻になり休戦状態となると、平氏軍から美女の乗った小舟が現れ、竿の先の扇の的を射よと挑発。外せば源氏の名折れになると、義経は手だれの武士を探し、畠山重忠に命じるが、重忠は辞退し代りに下野国の武士・那須十郎を推薦する。十郎も傷が癒えずと辞退し、弟の那須与一を推薦した。与一はやむなくこれを引き受ける。与一は海に馬を乗り入れると、弓を構え、「南無八幡大菩薩」と神仏の加護を唱え、もしも射損じれば、腹をかき切って自害せんと覚悟し、鏑矢を放った。矢は見事に扇の柄を射抜き、矢は海に落ち、扇は空を舞い上がった。しばらく春風に一もみ二もみされ、そしてさっと海に落ちた。

この那須与一です。

平家物語で結構有名なシーンに出ていた那須与一が日向まで来てたとは!

少し感動しました。

この鳥居の左側にこのように説明があります。

八代将軍吉宗は『暴れん坊将軍」お馴染みの徳川吉宗のことです。質素倹約を常として享保の改革を推し進めました。

こちらが本殿です。

左右に鳥居があり、また社があります。

本殿左側。

本殿右側。

鳥居をくぐって右側の石碑です。

「那須与一 鎧掛之石」とされています。

祖霊社(祖霊舎)と書かれてあります。

「神道において祖先の霊を祭るための神棚」をそう呼ぶそうです。

鳥居をくぐって、階段を上がって・・・そこから見える田んぼの景色はとても気持ちの良いものでした。

今も昔もこれからも。

変わらず、見守ってもらいたいものです。

八幡神社・智古神社

〒883-0034 宮崎県日向市大字富高5895