B050.よかれと思って。

本当に、人の「好意」というのは有り難い。

身内、親戚。

仲のいい友人。知人。

困ったときに親切にされると、人の優しさを改めて感じる時がある。

「よかれ」と思って。

人は悪気なく、親切心で「相手の為に」と、行動することがある。

向かいに座って仕事をしている同僚が話している。

この二人には小さな子どもがいる。

会話の中心は「お下がり」問題。

いろいろ「お下がり」を周りの人からもらうのだと言う。

「お下がり」を頂くことに感謝をしているが、

それが 名前の書いた靴だったり、使用済みのパンツだっだり、汚れていたりするのも結構あるそうだ。

「よかれ」と思って。

悪気のない親切の対応は難しい・・・

昔は子どもの多い時代だった。

今は一人っ子の家も多い。

新しいものの大抵は祖父母が孫の為に買い揃えてくれる。

なるほど・・・時代ってのもあるな。

いろいろ お下がりをくれる人は大家庭で子どもが多い傾向にある。

どうやら「捨てるには忍びない」という意識も働いて、人にあげよう!となるパターンもある様子。

しかし、もらう側は結構処分に困るという。

「よかれ」と思って。

気をつけないと、自分も「親切の強要」をしているかもしれない・・・

余談だが、ある時 ウチの母が私がもう着なくなった服を着ていた。

すると

「これ、お上がり!」

と、ドヤ顔で言っていた。

母よ・・・そんな、上手い こと言うてもないぞ。