A064.銀鏡(しろみ)神社を参拝する。

やってきました!銀鏡(しろみ)神社。

一度、ここに来てみたかったのです。

場所は西都市内から一ツ瀬川を上流に上って約40~50分。

西米良村に入る手前から右折して進んだ集落にあります。

注)西都市内を抜けて川沿いを山手に走ります。基本トイレは一ツ瀬ダム手前のトイレくらいしか見つかりませんでした。特に女性はお気をつけください。男性は自然いっぱいですので、恐らく大丈夫だと思いますが・・・。

さて。

こちらに祭られるのは磐長姫(いわながひめ)命、大山祇命(大山津見神)、懐良親王の三柱です。

ここで一応、復習です。

磐長姫(石長毘売)は木花咲夜姫(此花之佐久夜毘売)のお姉さんです。父の大山祇命が天孫降臨してきた瓊瓊杵尊(邇邇芸命)に娘二人をあげようと言われたのにも関わらず、瓊瓊杵尊は とてもキレイだった木花咲夜姫だけを妻として醜かった磐長姫を送り返したという・・・なんとも分かりやすい行動に出てしまいました。

父は「磐長姫を差し上げたのは天孫が岩のように永遠になるように、木花咲夜姫を差し上げたのは天孫が花のように繁栄するようにとの誓いを立てたからである」として、とっても腹を立てました。

ここから、天照大御神の孫に当たる、瓊瓊杵尊も神様なので永遠の命を持っているのですが・・・、その後 お生まれになる天皇の先祖は永遠の命はもたらされず、人と同じく短い寿命を持つこととなりました。これが天皇が天照大御神の子孫とされるのに寿命があるということの一つの理由となっています。

ちなみに、ここ銀鏡神社には磐長姫が自分の顔を鏡に映したときに「あ、醜い!」と嘆いて遠くの山に投げた鏡が御神体とされています。

きっと、いいことあるよ!磐長姫。

そんな気持ちです。

銀鏡神社の看板を頼りに銀鏡の集落へ向けて進んでいくと真新しい鳥居があります。

一回ここで迷いました。

神社のある形跡がありません。

実際はこの鳥居を過ぎて、「山の駅」があります。

山の駅の手前の橋を渡り、右に曲がってください。

さっき見かけた白い鳥居。昔はあそこから橋が直線で銀鏡神社まで伸びており、まさしく正面が銀鏡神社だったそうです。

間違ってはない・・・けれど、逆に分かりづらいぞ。

とにかく、白い鳥居がでてきたら前を通り過ぎてください。

通り過ぎて「山の駅」があったら、その手前の橋を渡って右折。

入口の鳥居をくぐると

少しだけ急な階段がありますが、すぐに本殿があります。

本殿は新しく立て直されておりました。

巨木も目を引きます。

銀鏡神社は長享3年(1489年)米良領主菊池氏により創られたとされています。

銀鏡神楽は県の有形文化財に指定されています。

近年では日南市の鵜戸神宮との縁もあり銀鏡神楽を340年ぶりに奉納したという記事もありました。

https://www.the-miyanichi.co.jp/kennai/_52229.html

後の介護問題は一旦置いておいて、母親の長寿を祈ってお守りを購入しました。

私が10代の頃より母から、「美人薄命というから私はいつまで生きるか分からない」と言われてきました。

そんな母も無事に古希(70歳)を迎えました。

愛すべき母に、磐長姫のご加護を。

銀鏡神社