古いと言えば、伊勢神宮?出雲大社?
御存じ、
伊勢神宮は三重県(伊勢市)にあり、神道の最高神 天照大御神を祀っており、
出雲大社は国津神の大国主を祀っている神社で島根に存在します。
「古事記」の記載では伊勢神宮は紀元前367年頃に作られたとされています。
しかし、現時点での有力候補は「大神(おおみわ)神社」(奈良県)とされています。
「大神神社」(奈良県)
確かな文字記録が残ってない為に正確なことはわかっていませんが、根拠の一つとして大神神社が本殿を持たない点です。
「拝殿裏の鳥居から御神体の三輪山を拝する構造になっている」からだそうです。
古代の人々は、山や自然を神聖視し、聖なる土地を禁足地とみなして侵入を制限してきました。その代わりに人々はその地を拝める場所に「神籬(ひもろぎ)」という祭場を作り、神霊を宿すための「依代(よりしろ)」を置きました。
三輪山への信仰は、記録上でも確認することができます。
古事記・日本書紀にも大神神社の記載が多数あり、大神神社に祀られている大物主(おおものぬし)は大国主に「自分を三輪山に祀れば国造りを手伝うと申し出た」という記述があります。
そして、国造りが終わって、国譲りの際に出雲大社に身を隠したとあるので、大神神社は出雲大社よりも歴史が古いとされる。
そして、もう一つの候補は
「伊弉諾神宮」(淡路島)
この伊弉諾神社の由緒は「国産み神話」まで遡る。
伊弉諾(イザナギ)と伊弉冉(イザナミ)により、日本列島や数多の神が産み出された。
混沌としていた海を掻き混ぜ、オノゴロ島を作った。
そこに降り立ち国産みを始め、二度の失敗後、淡路島を産み落とした。
やがて、国産みを終えた2神は淡路島に宮を構えた。
現在の伊弉諾神宮は、その宮の跡だと神社は伝えている。
これが事実だとすると、ぶっちぎりでこれが最後の神社になる。
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