古来より、日本人は柱や木が、神が宿る重要な依代であると考えてきました。
その為、屋久杉を代表するように年齢を重ねた大木を神聖視してきました。
日本には樹齢数百年といわれる御神木を祀る神社も数多くあります。
神様の数を「柱」で数える謂(いわれ)れもここからきていると言われています。
余談ですが、私の実家は材木店でした。
幼い頃から木と触れ合いながら育ちました。お風呂はマキを割って沸かしていました。いつもそばには木があり、材料を分けてもらって庭に秘密基地を作ったりしていました。
実家はヒノキの製材をしていたので特にヒノキの香りをよく嗅いだ気がします。
今でも我が家の入浴剤で減りが一番早いのは間違いなくヒノキです。
木の香りの癒し効果は抜群です。
神社の多くが森林に囲まれています。
神社を参拝する時に境内で大きく深呼吸すると新鮮な空気とともに木々の香りが心と体をきっと癒してくれるはずです。
私たち日本人のDNAに組み込まれている、そんな気がします。
週末、気分転換に神社に散歩、いかがですか?
NEXT:神話と宮崎について。
BACK:日本で一番古い神社はどこ?