宮崎と都城の営業所には設置されているけれど、今までなかったということでこの度、SECOM(セコム)が付きました。
10年以上前になると思うけれど、セコムと言えばCMの長嶋茂雄さん。
このイメージがスゴく残っている。
20年前に就職先を探す際、「安全を売るサービス」というジャンルはこれからも伸び続けるということで就職指導の先生からも紹介された会社だった。
もしかしたら、今頃はセコムの営業マンだったかも?・・・しれない。
設置時間は数時間。
営業所内に入る時には外部のカードリーダーにカードキーを接触させ「解除」+入口の鍵を開ける
営業所を閉める際には、1.室内の機器(上部写真)のSECOMボタンを押して退出、鍵を閉めて、2.外のカードリーダーにカードを接触させ「施錠」
締める時の手順が、外側でカードキーを読ませて「施錠」だけでなく、室内のボタンを押して外側で「施錠」というのが少し特殊なだけで、そう難しくはない。
不審者対応の為、不正な解除方法だとセコムの人が駆け付けるサービスになっている。
まず、異常があれば駆け付ける前に確認の電話が会社に入るようになっている。
設置後、
「こちらの解除ミスでセコムの人をくれぐれも呼ぶことがないように!」と伝達があった。
会社の2階には私を含め、3人の住人がいる。
所長以外では我々が施錠・開錠する機会が多くなる。
セコムの人をくれぐれも呼ばないように・・・気をつけようと思った。
セコム設置、2日目。
セコムの人がやってきた!
朝からザワつく会社。
誰?何?何があった??
セコムの人が言うには、
「朝の7時22分、解除エラーがあって電話をしたけれど繋がらなかったので・・・」
とのこと。
その時間に入出した人間・・・
2階の3住人の一人。
30歳手前の I 君。
他の社員が入りたいとのことでカードキーを持って「開錠」
エラーには気づいて本機械の解除ボタンは押したが、寝ぼけていた為セコムからの電話も気づかず・・・自室に戻る。
という顛末。
なぜ、エラーになったのか?
それを確認。
「えぇ?」教えられた通りにやったんですけど・・・ と、I 君。
「じゃ~、もう一度 どうやったか教えて」と聞くと
まず、鍵を回して扉を開けて・・・
イヤイヤイヤイヤっつ!!
周りの人達 総ツッコミ!!
その時点でアウト~!!
カードリーダーにカードかざして「解除」しないで入ったら・・・警報鳴るやんっ!
どうやら、外出の時のフローとゴッチャになっている様子。
まさかの、普通に扉を開けるパターンだったとは。
これで異常がなかったら犯人入り放題やん。
この I という男。
「やるなよ!」「気をつけろよ!」と注意されたことを
「やる」男だったりする。
以前もあったこういう事。
「雨降り後とか、地盤が緩んでいるから山道、田んぼのあぜ道とかには近づかないように」と注意があった後、
田んぼにハイエースサイズの車をハマらせた。
言ったばっかりやん!
しかし、この男の人柄なのか?
みんな「 I 君だったら・・・やるだろうな・・・」と、
やった後で
「 I だったらやると思った」
と、変な「 I の失敗待ち」みたいな期待感もあったような空気感がでてくる。
そうなれば、I は ある種みんなの期待に応えた人間でもある。
失敗のレベルがケガをした、させたとかの大問題じゃないから愛される。
狙ってないから面白い。
熱湯風呂を前にして「押すな押すな」という芸人。
吉本新喜劇の芸人がコッテコテのギャグをかます直前の「フリ」
それに近い期待感をその先に抱いてしまう。
I 君の伸び代に期待する。