梅雨の晴れ間に西都市にある都萬神社に行ってきました。
ここは木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)が御祭神です。
参道を正面に右側には稲荷神社があります。
案内を見てみますと、ニニギノ尊とコノハナサクヤ姫の間に生まれた三人の息子に与える為の母乳だけでは間に合わず、代わりに甘酒を飲ませて育てたと伝えられています。
その為、日本清酒発祥の地 とされています。(※諸説あり)
そして、その横には千年楠の洞洞木があり、「夢叶う・幸せ招く・願いが叶う」と立て札にあったので折角なのでくぐってきました。
こちらが説明の立て札。
こちらが本殿になります。右側の立て札の拡大です。
この説明によると、この神社の初めて史書に記述があるのは「続日本後紀」で837年となっています。837年と言えば平安時代。794年の「鳴くよ鶯(うぐいす) 平安京」より後ですね。日本史で習った遣唐使を中国に派遣している時代、菅原道真が太宰府に左遷されるよりもっと前(左遷されたのは901年)
随分昔からある歴史ある神社です。
本殿を正面に右手に鳥居が2つあります。
右手の鳥居は四所神社と霧島神社。
四所神社は磐長姫神(イワナガヒメ)、豊受姫神(トヨウケヒメ)を祭っています。
磐長姫は木花開耶姫のお姉さんですね。
霧島神社は瓊瓊杵尊が御祭神になっています。
そして、左手の神社。
大山祇(おおやまずみ)神社です。
こちらは磐長姫と木花開耶姫のお父さんの神社(山の神)です。
上の写真は乳神様の社。大樹の横にありました。
その他、境内には素戔嗚尊を祭る八坂神社、稲荷神社がありました。
こちらは樹齢1200年ともいわれる「妻のクス」
国指定天然記念物になっています。
木花開耶姫が3人の子を育てたことから、主に安産・子宝、子育てに縁がある神社とされています。
ちなみに生産河という湧き水がでている泉があり、滑らかな大きい石をなでると子宝に恵まれるという言い伝えがある場所がありました。
が・・・湧き水が止まっていたのか?濁っていたので、さすがに手を入れる勇気がありませんでした・・・
個人的な希望としましては、こちらを少々キレイにしてもらえると参拝する方も、もっともっと増えるのでは?と思いました。
失礼ながら、大変恐れ多いことを申しました!
歴史ある神社だけあって、巨木が多く癒しの空間でした。
是非、足を運んでみて下さい!
都萬神社
〒881-0033 宮崎県西都市大字妻1