はい。そんな甘いもんじゃありません。
いくら人より多く神社を参拝しているからって歯痛が治れば医者はいりません。
神様も迷惑だっていう話です。
昔から歯医者にはよく行っていました。歯の奥側は銀歯が結構あります。
以前から疼いていた歯だったのですが、通っている歯科の先生が「知覚過敏」だろうというので、我慢していました。
ウズウズ疼いても我慢。
ウズウズ疼いても我慢。
知覚過敏だ・・・知覚過敏だ・・・知覚過敏??
知覚過敏・・・かぁ???
突然、寝れないくらいに頭痛が。汗が。
絶対、知覚過敏ではない。違う何かの痛みだ。
土曜の夜は悶えながら、脂汗を流し、眠れない時間を過ごしました。
そして、日曜の休日診察できる歯科に朝一で飛び込みました。
結果、銀歯の被せの隙間から入った異物が神経を直接刺激しているというもの。
応急処置として、即、神経を抜くことに。
神経を抜いたら当然、痛みは治まりました。
歯の痛みって、脳が近いからなのか?あれ、痛いですよねぇ。
ほんと、今回 痛みがMaxの時は
「神様ぁ~、痛みを消して!!助けてぇ~!」
という思いでした。
都合の良い神様の使い方です。困ったときの神頼みとはよく言ったものです。
ところで、先生が歯を削るとき。
「はい、痛かったら左手上げてくださいねー」って言われるんですけど、
いつも、
(・・・それ、意味あるかなぁ)
って思ってしまうんです。
理由として。
1.左手を上げる前に、すでに体が反応して「ビクッ!」ってなってしまっていて、手を上げる余裕がない。
2.仮に、左手を上げても「はーい、もうちょっとの我慢ですからねぇ」と言わるだけ。
3.そして、まず特別削りの手が休まることはない。
完全なる気休めなのではないだろうか・・・。
昔みたテレビ番組で「さんまのSUPERからくりTV」(1992.4月~2014.9月)の企画で中村珠緒さんの「珠緒が行く」というコーナーがありました。
先生が歯を削るときに「珠緒さんがお手伝いする時に、痛かったらこの模型をパカッてして下さい」と患者に渡します。
それがなぜか印象的でした。
診察台に寝そべる度に、そのシーンが思い出されるのです。なぜか。
あと、複雑な気持ちになるのが
歯のクリーニングの際に歯科衛生士さんの技術にバラつきがあり、下手な人に当たると口内で大出血が起きるパターン。
① 歯にしっかりとくっついた歯石を削り落とさないといけないのはわかっています。
② 場合により、歯茎に削る器具が当たって出血が出るケースもわかります。
③ なんなら、歯茎を刺激して多少血が出るくらいが丁度いい時もあることも知っています。
が。
「器具が滑って、あんまり歯茎に当たりすぎじゃない?」
っていうくらい口の中で大出血。
人により、器具大暴れしてる時ないですか?
しかも、先生・歯科衛生士さんは絶対に「あ、ごめんなさい」とは言いません。
相手が不安になるし、ミスったって言えば大変なことになります。
でも、
(あ、やっちゃった・・・)
とは心の中で絶対思ってるハズ。
けれども、ここは大人。
(イ”ーデッ、絶対 今 ミスったろ・・・)
と思いながらジッと耐えます。
さすがに40過ぎのおっさんが暴れるわけにもいけないので。そこは見栄。
終わったあとには
「ありがとうございますー」といって爽やかに笑顔で帰るのです。
大人同士のやり取りが終わった時。
(・・・あの人に、ちょっと天罰当たればいいのに)
と、神社参りしているのに、ふと思ってしまう。
徳の少ない汚れた私です。
あぁ、黙って「パカッ」と模型を涼しい表情で開けれる大人になってみたい。