宮崎神宮の隣りにある護国神社。
蜩(ひぐらし)の鳴く夕方に参拝しました。
宮崎神宮には何度となく行ったことがあったのに今回は初めての参拝でした。
護国神社の御祭神は「国家公共に尽くした人の神霊」。
護国神社は全国に52社あるそうです。
「上皇陛下のおことば」もありました。
本殿です。
護国神社は「国家公共に尽くした人」を祭るということもあり、戦争で国の為に戦って亡くなった人々の御霊も神様として祭っています。
どちらかというと、この石碑が目を引き、気になってたまりませんでした。
ここに書かれた碑文。
神風特別攻撃隊。公式人間爆弾。特攻戦死され・・・
永峯飛行兵長は19才でした。
光が差して見にくいですが
「南海に たとへ この身ハ果つるとも いくとせ後の 春を想へば」
と読まれた最期の言葉です。
19才の若さでこれだけの覚悟と想いを持っていたということです。
1945年終戦。2020年は戦後75年にあたります。
高度成長期を経て、日本は経済大国となりました。
多くの先人達の犠牲のお陰で私たちの今があります。
物質的には豊かになりました。けれども、人の心はどうでしょうか?
75年後の今の日本は永峯飛行兵長の思い描いた未来だったのでしょうか?
毎年8月になると終戦の日の式典が行われます。
年に一度の機会でも、命を懸けて国の為に戦って頂いた先人たちに感謝し、一人ひとりが幸せな生活が送れる様に自分たちが今できることをしっかりやっていきたいものです。
宮崎県護国神社
宮崎県宮崎市神宮2丁目4−3