地図上で見ていたイメージとは違い、高台にあり境内からも日向灘が見えステキな神社でした。
神社の規模はそこまで小さいわけではないのですが、山手にあるので、通常の平地にある神社とは異なり到着まで少し迷いました。
ここで厄払いが行われたりする等、地元に根付いた神社です。
階段を上がると、右手に門川愛宕稲荷神社の鳥居が並び、左手が手水舎。奥が本殿です。
祭神は宇気母智神(ウケモチノカミ)=保食神(ウケモチノカミ)ともいい日本神話に登場する女性の神様です。「日本書紀」に記されているそうです。
記述によると
天照大御神が月読命に葦原中国にいる保食神のところに行ってくるように命じました。
月読命を持て成す為に、保食神は
陸を向いて米飯を吐き出し、海を向いて口から吐き出し、山を向いて口から獣を吐き出したと言われています。
すると、月読命は「吐き出したものを食べされるとは汚らわしい」と保食神を斬ってしまった。
それを聞いた天照大御神は怒り、月読命にはもう会いたくないといい太陽と月は昼と夜に別れてしまったという云われがあります。
一方、斬られた保食神の屍体 頭から牛馬、額から栗、眉から蚕、目から稗(ひえ)、腹から稲、陰部から麦・大豆・小豆が生まれたとされています。
故に保食神は食べ物の神様。五穀豊穣を祈る神様と言えます。
また、水波能売神(ミヅハノメノカミ)は日本における代表的な水の神様。
門川は漁も盛んな土地なので、水の神様も祀っているのだと思います。
狛犬は左は玉とり狛犬、右は子とり狛犬です。
境内の様子。
本殿の柱には龍の細工が施されていました。
一度、神社から海を眺めてみませんか?
門川神社
〒889-0611 宮崎県東臼杵郡門川町大字大字門川尾末1728番地1